芸子(読み)げいこ

精選版 日本国語大辞典「芸子」の解説

げい‐こ【芸子】

〘名〙
歌舞伎役者。特に、修業中の年少の役者をいう。歌舞伎若衆。舞台子。
※浮世草子・好色一代女(1686)六「座つきも春中は芝居ありて、上がたの芸子(ゲイこ)に見ならひ、さのみいやしからず、酒の友ともなしける」
② 芸達者な人。芸人。
※滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)六「どとんぼりのしゅは、みな芸子(ゲイコ)じゃ」
③ 舞踊、音曲などで酒席をとりもつ女性。芸妓。芸者。
※談義本・風流志道軒伝(1763)三「新町に色香をあらはし、白人芸子の今様めけるは、南北に風情をたたかはす」

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デジタル大辞泉「芸子」の解説

げい‐こ【芸子】

芸者。芸妓(げいぎ)。多く関西地方でいう。
歌舞伎の役者。特に、修業中の年少の者。
「さる―あがりの人なりしが」〈浮・一代女・六〉

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世界大百科事典内の芸子の言及

【置屋】より

…置屋の語がおもに関西地方で用いられたのは,揚屋制の発達と関係がある。ただし,芸子(げいこ)・白人(はくじん)などの私娼(ししよう)の場合は,客をあげても単に置屋とだけ呼ばれた。明治以後は,女郎屋に貸座敷という公用語が適用されたので,もっぱら芸妓に用いて芸妓置屋といい全国に通用することになったが,その組合などは芸妓屋組合と称する例が多い。…

【芸者】より

…宴席に招かれて主として日本調の遊芸で興を添える職業女性。関西では芸子(げいこ)といい,明治以後の官庁用語では芸妓(げいぎ)と称する。芸者には,遊郭に発生した郭(くるわ)芸者と市中に散在した町芸者との2系統があった。…

【舞妓】より

…京阪の花柳界にいる年少妓(ぎ)のこと。11~16歳の芸者(芸子と呼ぶ)修業中の少女で,宴席に出て接客する。宴席では三味線をひかずに舞を主とするのは東京などの雛妓(おしやく)と同じだが,舞妓は下方(したかた)(鼓などの伴奏)をも受けもつ。…

※「芸子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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