若林 玵蔵(読み)ワカバヤシ カンゾウ

20世紀日本人名事典 「若林 玵蔵」の解説

若林 玵蔵
ワカバヤシ カンゾウ

明治期の速記者 衆議院速記主任。



生年
安政4年8月2日(1857年)

没年
昭和13(1938)年5月3日

出身地
武蔵国埼玉郡(埼玉県)

旧姓(旧名)
若林 銓太郎

学歴〔年〕
明治法律学校(現・明治大学)卒

経歴
明治法律学校に学ぶ傍ら、明治15年田鎖綱紀が開いた日本傍聴筆記法講習会の第1回講習生となって速記を学び、その実用化に成功。17年埼玉県会の議事記録を作成、また「経国美談(後編)」の口述筆記を担当、ついで「怪談牡丹燈籠」を速記し出版した。23年帝国議会の常任速記者となり、衆議院速記主任を務めた。また多くの後進を養成した。著書に「速記法要訣」、自伝「若翁自伝」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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