若衆髷(読み)ワカシュワゲ

デジタル大辞泉 「若衆髷」の意味・読み・例文・類語

わかしゅ‐わげ【若衆×髷】

わかしゅまげ」に同じ。
「野郎びんなる―」〈人・梅児誉美・後〉

わかしゅ‐まげ【若衆×髷】

江戸時代、元服前の男子が結った髪形前髪を残し、中剃りをして、元結で髷を締めて二つ折りにしたもの。女性もまねて結うことがあった。若衆髪。わかしゅわげ。

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精選版 日本国語大辞典 「若衆髷」の意味・読み・例文・類語

わかしゅ‐まげ【若衆髷】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、元服前の男子の髪形。前髪のはえ際に丸額や角(かど)を入れたもの。中剃をし、元結(もとゆい)で髷を締めて二つ折りにした華美なもの。また、その髪形をしている人。婦人もまねて結うことがあった。わかしゅがみ。わかしゅわげ。わかしゅ。
    1. 若衆髷〈女用訓蒙図彙〉
      若衆髷〈女用訓蒙図彙〉
    2. [初出の実例]「湯やのしゃうじを明、いづるは意気な若衆髷(ワカシュマゲ)」(出典人情本春色梅児誉美(1832‐33)三)

わかしゅ‐わげ【若衆髷】

  1. 〘 名詞 〙わかしゅまげ(若衆髷)
    1. [初出の実例]「島田ほどいてわかしゅわげ」(出典:浄瑠璃・最明寺殿百人上臈(1699)女勢揃へ)

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