英国航空(読み)えいこくこうくう(英語表記)British Airways PLC

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「英国航空」の意味・わかりやすい解説

英国航空
えいこくこうくう
British Airways PLC

イギリス最大手の航空会社。1974年英国海外航空 British Overseas Airways Corporation (BOAC),英国欧州航空 British European Airways (BEA)など航空 7社の合同によって発足した。BOACは 1924年既存 4社の合併によりインペリアル航空として設立され,ロンドンパリ間の定期航路を開設,1929年インド,1933年シンガポール,1934年オーストラリアへと路線を延長,1939年ブリティシュ航空と合併して BOACと社名変更,1946年国営企業となった。1952年には世界最初のジェット旅客機デハビランド・コメットを導入,南アフリカ共和国ヨハネスブルク定期運航開始,所要時間を半分に短縮した。一方の BEAは 1946年イギリス国内とヨーロッパ諸都市を結ぶ航空事業のため国営企業として設立,1970年には観光客を集めるパック旅行を開発した。1974年の合併で英国航空になると,旧 BOACは長距離事業,旧 BEAは近距離事業を担当。1976年にはイギリスとフランス共同開発した超音速旅客機コンコルドによる旅客輸送を開始,ロンドンからニューヨークその他の都市を結ぶ超音速便を 2003年まで運航した。1987年,イギリス政府は英国航空の株式を公開して民営化した。

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百科事典マイペディア 「英国航空」の意味・わかりやすい解説

英国航空[会社]【えいこくこうくう】

英国の航空会社。航空会社コードはBA。国営英国海外航空会社(BOAC)と国営英国欧州航空(BEA)が1971年に合併して設立。日本へはBOACが1948年乗入れ。1987年民営化。英国を代表する国際旅客航空会社。2003年末で超音速機コンコルド就航を打ち切った。2011年1月イベリア航空との経営統合により,持株会社IAG(インターナショナル・コンソリデーテッド・エアラインズ・グループ)を設立。アメリカン航空カンタス航空などが加盟する航空連合ワンワールドの一員
→関連項目アメリカン航空[会社]

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「英国航空」の意味・わかりやすい解説

英国航空
えいこくこうくう
British Airways PLC

イギリスの大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの別称。略称はBA。

[編集部]

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