英雄文学(読み)えいゆうぶんがく(その他表記)heroic literature

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「英雄文学」の意味・わかりやすい解説

英雄文学
えいゆうぶんがく
heroic literature

叙事詩に代表的な実例がみられ,国家的意義をもつ功業をなしとげた英雄の事跡や伝説を,高揚した荘厳な文体で,大規模に物語ることに最大の特徴がある。英雄叙事詩には2種類あり,1つは古代の伝説から発展したもので,ホメロスの『イリアス』と『オデュッセイア』,8世紀イギリスの叙事詩『ベーオウルフ』など。もう1つはそれを模倣して後世に書かれたもので,ウェルギリウスの『アエネイス』,ミルトンの『失楽園』などである。なおイギリスの王政復古期に,叙事詩の特色を演劇に生かそうとした英雄悲劇があった。

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