草の実(読み)クサノミ

デジタル大辞泉 「草の実」の意味・読み・例文・類語

くさ‐の‐み【草の実】

草にる実。特に、秋草の実。 秋》「―も人にとびつく夜道かな/一茶
[類語]果実木の実青果

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草の実」の意味・読み・例文・類語

くさ【草】 の 実(み)

  1. 草になる実。特に、秋にみのる草の実。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「時々の菓(このみ)・蓏(くさのみ)を拾て此を養ふ」(出典今昔物語集(1120頃か)五)
    2. 「草の実も人にとびつく夜道哉」(出典:俳諧・文政句帖‐五年(1822)七月)
  2. 米をいう山言葉
    1. [初出の実例]「他国はしらずその山言葉とは米を草(クサ)の実(ミ)味噌をつぶら」(出典:随筆北越雪譜(1836‐42)初)

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