草沢(読み)そうたく

精選版 日本国語大辞典 「草沢」の意味・読み・例文・類語

そう‐たくサウ‥【草沢】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 草の生い茂っている沢。草深い土地
    1. [初出の実例]「室乏草沢今在否、応知天子同載帰」(出典凌雲集(814)奉和春日暮宿江頭亭子御製〈小野岑守〉)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王〕
  3. 朝廷に対する民間官職につかない者の居るところ。
    1. [初出の実例]「草沢の内にも、賢者ありや」(出典:中華若木詩抄(1520頃)上)
    2. [その他の文献]〔任昉‐為褚諮議蓁譲代兄襲封表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「草沢」の読み・字形・画数・意味

【草沢】そう(さう)たく

草原沼地。〔戦国策、秦四〕夫(そ)れ韓・魏の子兄弟、~秦に死する(こと)百世なり。本國殘(そこ)なはれ、稷(土地の神と穀物の神)壞(こぼ)たれ、宗(やぶ)られ、~骨を澤に暴(さら)し、頭顱(とうろ)僵仆(きやうふ)し、(つひ)に相ひむ。

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