荒木新保村(読み)あらきしんぼむら

日本歴史地名大系 「荒木新保村」の解説

荒木新保村
あらきしんぼむら

[現在地名]福井市荒木新保町

足羽川北岸にある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「新保村」(高一五八九・〇五石)に含まれるが、同三年の検地帳(高波家蔵)が残り、田一〇一町七段・畑三町八段、高八七八・一石を記す。同一六年一二月二八日付の文書(同家蔵)によると、同年三〇〇石の隠田指出が行われている。慶長絵図の新保村は、正保郷帳以降、荒木新保村・栂野松成とがのまつなり村・合島ごうじま村・わたり村に分れるが、正保・元禄両郷帳の四村の村高合計は慶長絵図の段階と変わらず、隠田三〇〇石の反映はみられない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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