莚場村(読み)むしろばむら

日本歴史地名大系 「莚場村」の解説

莚場村
むしろばむら

[現在地名]赤泊村莚場

南は海、北東多田おおだ(現畑野町)、北は丸山まるやま(現畑野町)山田やまだ村、西は腰細こしぼそ村に接する。東部の海岸が緩やかに湾曲した辺りに住居大部分が集中し、通称大莚場おおむしろばとよばれる。西部の海岸には小石ごいし高野こうやの小集落がある。海岸に沿って段丘上を腰細に至る旧道がある。元禄七年(一六九四)検地帳(莚場区有)によると田一八町二反余・畑一六町五反余。天保九年(一八三八)の村書上帳(橘鶴堂文庫蔵)では戸口は七七軒、男二七三人・女二一七人。小物成に漆木役二一本分・烏賊役五千二〇〇枚・蛸役大蛸一頭分を銀納する。漁船二五艘・廻船二艘。四十物師一・大工一・桶屋二・板木商一・松前稼六がいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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