莪蒁(読み)ガジュツ

デジタル大辞泉 「莪蒁」の意味・読み・例文・類語

が‐じゅつ【××蒁/××𦮠】

ショウガ科多年草。高さ約1メートル。葉は長い柄をもち、広楕円形で先がとがる。夏、淡黄色の花を穂状につける。漢方で、根茎を乾燥して芳香性健胃薬とする。ヒマラヤ原産で、熱帯地域で栽培

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精選版 日本国語大辞典 「莪蒁」の意味・読み・例文・類語

が‐じゅつ【莪&JISF8D1;】

  1. 〘 名詞 〙 ショウガ科の多年草。ヒマラヤ原産で、広く熱帯地方で栽培され、日本では熊本県、沖縄県などで栽培される。ウコンによく似ているが全体に大きく、高さ一メートルくらいになる。葉は長い柄があり長楕円形で先端はとがり、裏面の中央部は淡紫色になる。長さ約二〇センチメートルの花穂を伸ばし、黄色の漏斗状の花を上部に密生する。根茎を水で煮沸して乾燥した生薬を「がじゅつ」と呼び、シネオールを含み、健胃薬とする。
    1. [初出の実例]「莪朮 苦く辛く温醋にて煮和げ、きざみあぶる。ただ炮してきざみ炒ることもあり」(出典:全九集(1566頃)二)

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