菅井一郎(読み)スガイ イチロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「菅井一郎」の解説

菅井 一郎
スガイ イチロウ


職業
俳優 映画監督

生年月日
明治40年 7月25日

出生地
京都府 京都市六波羅

学歴
京都中中退

経歴
大正14年日活京都に入り、「貧者の勝利」に出演してデビュー。脇役を数年続け、昭和6年内田吐夢監督「ジャン・バルジャン」のジャヴェール警部役や8年の溝口健二監督「滝の白糸」の高利貸し役で認められる。10年新興キネマに転じ、「愛怨峡」「仇なさけ」などに出演。14年俳優グループ第一協団を創立、フリーとなり、「閣下」「小島の春」「大地に祈る」などに演技派として活躍。戦後は「野良犬」「細雪」「麦秋」「偽れる盛装」「殺したのは誰だ」「夜の鼓」などに出演、名脇役として名だたる監督から引っぱりだことなる。溝口健二、新藤兼人、吉村公三郎作品に数多く出演した。29年には「泥だらけ青春」を監督した。

没年月日
昭和48年 8月11日 (1973年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「菅井一郎」の解説

菅井 一郎
スガイ イチロウ

昭和期の俳優,映画監督



生年
明治40(1907)年7月25日

没年
昭和48(1973)年8月11日

出生地
京都府京都市六波羅

学歴〔年〕
京都中学校中退

経歴
大正14年日活京都に入り、「貧者の勝利」に出演してデビュー。脇役を数年続け、昭和6年内田吐夢監督「ジャン・バルジャン」のジャヴェール警部役や8年の溝口健二監督「滝の白糸」の高利貸し役で認められる。10年新興キネマに転じ、「愛怨峡」「仇なさけ」などに出演。14年俳優グループ第一協団を創立、フリーとなり、「閣下」「小島の春」「大地に祈る」などに演技派として活躍。戦後は「野良犬」「細雪」「麦秋」「偽れる盛装」「殺したのは誰だ」「夜の鼓」などに出演、名脇役として名だたる監督から引っぱりだことなる。溝口健二、新藤兼人、吉村公三郎作品に数多く出演した。29年には「泥だらけの青春」を監督した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菅井一郎」の解説

菅井一郎 すがい-いちろう

1907-1973 昭和時代の映画俳優
明治40年7月25日生まれ。京都中学を中退し日活大将軍撮影所に入社。新興キネマをへて昭和14年第一協団を組織。「麦秋」の老父役,「偽れる盛装」の中年男役などわき役として活躍した。29年「泥だらけの青春」を監督。昭和48年8月11日死去。66歳。京都出身。著作に「映画わづらい」(共著)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「菅井一郎」の解説

菅井 一郎 (すがい いちろう)

生年月日:1907年7月25日
昭和時代の俳優;映画監督
1973年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報