菊名（読み）きくな

日本大百科全書(ニッポニカ)

菊名
きくな

横浜市港北区の南東部を占め、JR横浜線と東急電鉄東横線との交差点で、市内の鉄道交通の中心地の一つ。地形上は大部分が鶴見(つるみ)川沿岸の低平地（デルタ性）で、かつては「水腐地(すいふち)」といわれた水害常襲地であったが、堤防の修築と排水施設の整備により、水害を克服し、市街地となっている。駅付近は早くから住宅地が開かれ、丘陵部へも拡大し、大型マンションが多いのも特色。また、教育文化施設が集まる。横浜線西隣の新横浜駅は東海道・山陽新幹線への乗換駅。

［浅香幸雄］

[参照項目] | 横浜（市）

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

菊名
きくな

神奈川県北東部，横浜市港北区南東部の地区。 JR横浜線と東京急行電鉄東横線が連絡する菊名駅を中心に商店街，住宅地が広がる。港北ニュータウンの建設に伴い急速に市街地化が進行している。近くに大倉山梅林がある。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典