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菊池像 きくちぞう Kikuchi pattern

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菊池像
きくちぞう
Kikuchi pattern

単結晶による電子回折像の1種。菊池図形ともいう。白黒1対の線が現れる菊池線と,菊池線の間が帯状に白または黒となる菊池帯 (菊池バンド) とがある。 1928年菊池正士によって発見された。電子線は物質との相互作用が強く,非弾性散乱をした電子がその結晶の格子面によってブラッグ反射された結果,ある方向では強め合うように干渉して写真フィルム上に黒い線が現れ,これに平行してその格子面の裏側の方向の強度が小さくなって白い線が現れる。

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世界大百科事典内の菊池像の言及

【菊池正士】より

…1926年東京帝国大学物理学科を卒業,理化学研究所西川正治研究室に入る。西川正治の影響の下,量子力学の誕生まもない時期に電子の波動性を検証する実験を行い,雲母の薄板による電子線の回折像(菊池像と呼ばれる)を世界に先がけて得(1928),この研究により31年に服部報公会賞,32年に帝国学士院メンデンホール記念賞を受けた。この間,1929年からドイツへ留学,W.K.ハイゼンベルクらと交流した。…

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