菊池松囃子能場(読み)きくちまつばやしのうば

日本歴史地名大系 「菊池松囃子能場」の解説

菊池松囃子能場
きくちまつばやしのうば

[現在地名]菊池市隈府

菊池神社一ノ鳥居の西方にある。菊池松囃子能の起源などの詳細は不明だが、「菊池風土記」や宝暦七年(一七五七)の宝暦之比御尋に付御達申上壱通之写(「菊池風土記」所引)などによると、菊池氏一五代武光が征西将軍宮懐良親王隈府わいふ城に迎えたときに始まり、天下泰平・国家安全祈祷のため正月城内で隈府町座中によって行われたという。武光出陣の不在により七月一五日に延期されたことがあり、以後七月一五日に行うことが恒例化したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む