菊高検校(読み)キクタカケンギョウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「菊高検校」の解説

菊高検校
キクタカケンギョウ


職業
地歌箏曲

本名
政尾 一

生年月日
天保9年(1838年)頃

出生地
讃岐国(香川県)

経歴
大坂に出て箏曲家の菊池検校に師事し、継山流箏曲と野川流三弦本手の伝授を受ける。文久3年(1863年)に百引(勾当)となったのを経て、慶応1年(1866年)には江戸の福池検校の取立弟子となって検校に昇った。維新後は、明治新曲と呼ばれる新箏曲の代表的作曲家として活躍。三弦曲の「かなめづくし」「金のなる木」や箏曲の「御国の春」など、雅楽風の曲調ながら新感覚の歌詞を持つ曲を数多く手がけた。

没年月日
明治21年 (1888年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菊高検校」の解説

菊高検校 きくたかけんぎょう

?-1888 幕末-明治時代の地歌・箏曲(そうきょく)家。
天保(てんぽう)9年ごろの生まれ。大坂の初代菊池(きくいけ)検校に入門。慶応元年江戸の福住(ふくずみ)検校のもとで検校になる。「御国の誉(ほまれ)」「金のなる木」「文明松竹梅」など明治新曲の先駆的な創作活動で知られた。明治21年死去。讃岐(さぬき)(香川県)出身。名は政尾一。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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