華胥(読み)カショ

デジタル大辞泉 「華胥」の意味・読み・例文・類語

か‐しょ〔クワ‐〕【華×胥】

《「華胥の国」の故事から》昼寝午睡
「苦もなく自分を―に誘って」〈花袋・重右衛門の最後

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精選版 日本国語大辞典 「華胥」の意味・読み・例文・類語

か‐しょクヮ‥【華胥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かしょ(華胥)の国」の意から ) 昼寝。午睡。
    1. [初出の実例]「百会誕華胥一乗乎三草」(出典秘蔵宝鑰(830頃)下)
    2. 「まじまじと悶(いら)つ間も、少々は華胥(クヮショ)にも入りけん、覚めて枕に肱突く折」(出典:置炬燵(1890)〈斎藤緑雨〉上)

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普及版 字通 「華胥」の読み・字形・画数・意味

【華胥】か(くわ)しよ

理想的な夢の世界。〔列子黄帝胥氏の國にぶ。~其の國~其の民に嗜慾無く、自然なるのみ。~に寤(さ)め、怡然(いぜん)として自得して曰く、~今至の、を以て求むべからざるを知ると。

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