菱喰い(読み)ひしくい

精選版 日本国語大辞典 「菱喰い」の意味・読み・例文・類語

ひし‐くい‥くひ【菱喰・鴻】

  1. 〘 名詞 〙 カモ科の大形水鳥全長約八五センチメートル。マガンに似るが、さらに大形。全身暗褐色ないし灰褐色で、背とわきの羽毛の先端は淡いくちばし黒色で、中央に幅広い橙色の横帯がある。ヨーロッパ北部・シベリアで繁殖し冬は南方へ渡る。日本には一〇月頃各地の湾や湿原に渡来するが、近年は減少した。渡来地としては宮城県の伊豆沼が有名。夜間、草の葉や茎を食べ、特にヒシを好むところからの名。ぬまたろう。うかり。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「定直軈参、目出畏入之由申、菱食一給」(出典:看聞御記‐嘉吉元年(1441)三月二三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む