葡萄茶(読み)エビチャ

デジタル大辞泉 「葡萄茶」の意味・読み・例文・類語

えび‐ちゃ【葡萄茶/海老茶】

黒みを帯びた赤茶色。えび茶色。
葡萄茶式部」「葡萄茶袴」の略。
すこぶる大した―と言うことです」〈木下尚江良人の自白

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精選版 日本国語大辞典 「葡萄茶」の意味・読み・例文・類語

えび‐ちゃ【葡萄茶・海老茶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黒みを帯びた赤茶色。
    1. [初出の実例]「海老茶に瓦尽(かわらづくし)糸錦丸帯」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)
  3. えびちゃばかま(葡萄茶袴)」の略。
    1. [初出の実例]「海老茶の女学生が三四人」(出典:春潮(1903)〈田山花袋〉一)
  4. えびちゃしきぶ(葡萄茶式部)」の略。
    1. [初出の実例]「頗る大した女学生(エビチャ)だと云ふことです」(出典:良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉中)

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