葦付(読み)アシツキ

デジタル大辞泉 「葦付」の意味・読み・例文・類語

あし‐つき【×葦付】

ネンジュモ科の藍藻らんそう淡水藻で、葦の根、芝地などの土の表面に生える。細胞が1列に連なって寒天質に包まれ、糸状になる。食用あしつきのり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葦付」の意味・読み・例文・類語

あし‐つき【葦付】

  1. 〘 名詞 〙 藍藻類ネンジュモ科の淡水藻。富山県の庄川付近で採れ、食用となる。球形ないし楕円形の細胞が一列に連なって寒天質に包まれた糸状をしており、分裂によってふえる。葦の茎や小石の表面に付着するところからいう。あしつきのり。
    1. [初出の実例]「雄神河くれなゐにほふをとめらし葦附〈水松(みる)之類〉採ると瀬に立たすらし」(出典万葉集(8C後)一七・四〇二一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「葦付」の解説

葦付 (アシツキ)

植物。ネンジュモ科の藍藻

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android