淡水藻(読み)たんすいそう(英語表記)freshwater algae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

淡水藻
たんすいそう
freshwater algae

海藻に対して淡水に産する藻類をいう。アオミドロカワノリツヅミモノストックなどがある。分類群としては藍藻緑藻ミドリムシなどが中心であるが,明確に分類と対応する呼称ではない。

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世界大百科事典 第2版の解説

たんすいそう【淡水藻 fresh‐water algae】

海に生育する海産藻類(海藻)に対し,陸水に生育する藻類を淡水藻または陸水藻という。現在,地球上には約3万種の藻類が知られ,淡水藻と海産藻類がそれぞれほぼ1/2をしめる。グループとして陸水にのみ生育する藻類は車軸藻類だけで,グループ全体の80~90%またはそれ以上の種類が陸水産である藻類は,緑藻類ミドリムシ藻類黄金色藻類(ヒカリモ類),黄緑藻類(不等毛類)などである。これとは逆に,海に多く生育する仲間は,紅藻類褐藻類ハプト藻類渦鞭毛藻類などである。

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大辞林 第三版の解説

たんすいそう【淡水藻】

藻類のうち、淡水産のもの。車軸藻類や緑藻類・ケイ藻類の一部など。 ⇔ 海藻

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

淡水藻
たんすいそう

海藻に対する語。淡水の河川、湖沼、湿地、水たまりに生育する藻類のほか、樹幹、岩石、土壌、コケなどの多少とも湿気のある所に生える気生藻、氷や雪の上に生える氷雪藻、温泉に生える温泉藻、さらには、動物(サンゴやミドリゾウリムシ)、植物(アカウキクサ)、菌類、地衣類と共生している共生藻などが含められる。このように淡水藻の生育する環境には大きな差異がみられるが、それぞれの環境には、そこに適応した種類がみられるのが普通である。褐藻類や紅藻類はおもに海産で、淡水にはごく限られた種類がみられるのみであるが、緑藻類、珪藻(けいそう)類などは両方に産し、ミドリムシ類は淡水産である。[小林 弘]

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