蓬頭垢面(読み)ホウトウコウメン

デジタル大辞泉 「蓬頭垢面」の意味・読み・例文・類語

ほうとう‐こうめん【×蓬頭×垢面】

ひどく乱れた頭髪あかで汚れた顔。なりふりに無頓着でうすぎたないこと。
「―の老書生風」〈魯庵社会百面相

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精選版 日本国語大辞典 「蓬頭垢面」の意味・読み・例文・類語

ほうとう‐こうめん【蓬頭垢面】

  1. 〘 名詞 〙 伸び乱れた頭髪と垢(あか)まみれの顔面。身だしなみがきちんとしていなくて、うすぎたない様子。蓬髪垢面。蓬髪汚面。
    1. [初出の実例]「巴律西蓬頭(ホウとう)(〈注〉ミダレガミ)垢面(コウめん)、その色、土の如く」(出典西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
    2. [その他の文献]〔魏書‐封軌伝〕

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四字熟語を知る辞典 「蓬頭垢面」の解説

蓬頭垢面

伸び乱れた頭髪とあかまみれの顔面。身だしなみがきちんとしていなくて、うすぎたない様子。

[使用例] 蓬頭垢面の男が、塵一つ留めていない土間へ泥下駄で入って来るのを見ると、家の者は眉をひそめた[正宗白鳥*人さまざま|1921]

[解説] 「蓬」はよもぎのように乱れる様子をいいます。

[類語] ほうはつこうめん

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