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蓮禅 れんぜん

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

蓮禅 れんぜん

?-? 平安時代後期の漢詩人。
応徳元年(1084)以後の生まれ。藤原実頼の子孫。従五位下。浄土教に関心をよせ,保延(ほうえん)元年(1135)ごろ出家。筑前(ちくぜん)(福岡県)を漂泊後,「三外(さんげ)往生記」をあらわした。また「本朝無題詩」に59首の漢詩がのり,厭世(えんせい)詩人と評された。俗名は藤原資基。通称は筑前入道

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世界大百科事典 第2版の解説

れんぜん【蓮禅】

平安末期の文人貴族,漢詩人。生没年不詳。俗名藤原資基。蓮禅は法名で,筑前入道と号した。小野宮藤原実頼の子孫で,父は木工頭通輔。伝記はわからないことが多いが,姉の宰相典侍の生まれた1092年(寛治6)以降に誕生,従五位下まで昇進した。早くから浄土教に心をひかれたらしく,1139年(保延5)ころに,《日本往生極楽記》以下三往生伝のあとを追って,《三外往生記》を著し,49年(久安5)の藤原家成家の歌合には,資基入道の名で列席している。

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世界大百科事典内の蓮禅の言及

【三外往生記】より

蓮禅撰。慶滋保胤(よししげのやすたね),大江匡房,三善為康の往生伝の遺漏を補い,新たに著者の伝聞を加えて編纂した漢文体の往生者の伝記。…

【本朝無題詩】より

…詠ずるのは,風月,詩魔,山居,飄泊,庶民,来迎などの世界で,王朝漢詩文が唯美的頽廃傾向に進む様相をうかがわせる。《本朝無題詩》には漢詩世界の西行ともいうべき漂泊詩人蓮禅の西海舟中の連作があり,〈厨女(くりやめ)は偸(ひそ)かにわが夜の薬を煮るを嘲り,棹郎(かこ)は各々朝の飡(くいもの)の乏(とも)しらなることを怒る,持経の二品(にほん)は囊(ふくろ)に収めて掛け,本仏の一龕(いちがん)は舳(へ)を払って安んず〉(〈遅く江の泊に留まりて戯れに舟中の事を賦す〉巻七)というように,故事にまつわる句や古い歌言葉を使わずに日常のことばを用いた王朝後期の白描詩的な特色を示している。【川口 久雄】。…

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