glaucophane schist
広義のらん閃石質角閃石を含有する結晶片岩。青色片岩とも。原岩は玄武岩質火成岩であることが多い。フランシスカン層群のようなひすい輝石-らん閃石系列変成相系列に伴う塩基性片岩には,ほとんどの場合低温から高温まで(200~500℃)安定にらん閃石が含まれるが,三波川変成帯のような高圧中間群ではらん閃石の出現はややまれになり,Fe3+/Al比が大きい塩基性変成岩に限られる。ニュージーランドの変成帯のように,さらにP/T比の小さな変成帯ではらん閃石の出現は変成度が低く(パンペリー石-アクチノ閃石相程度),かつFe3+/Al比が大きな塩基性変成岩に限られる。出現するらん閃石の化学組成も変成相系列によって変化する。ひすい輝石-らん閃石系列では狭義のらん閃石,高圧中間群ではクロス閃石,ニュージーランドのような中圧型ではリーベック閃石である。ただし厳密には角閃石の組成は各変成相系列ごとに鉱物組合せと変成度によってさらに規制される。
執筆者:丸山 茂徳
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
アルカリ角閃(かくせん)石の一種である藍閃石を含む結晶片岩。他の成分鉱物としては、緑簾(りょくれん)石、パンペリー石、ローソン石、スティルプノメレン、赤鉄鉱、ざくろ石、アルカリ輝石などが含まれる。玄武岩質の岩石が、高い圧力(数千気圧以上)と比較的低い温度(200~300℃)の条件下で広域変成作用を受けて生成したもの。高圧型変成帯の代表的岩石の一つである。藍閃石とアルカリ輝石、ざくろ石、赤鉄鉱などの組合せは、珪(けい)質の結晶片岩にも出現し、藍閃石石英片岩となる。これも高圧型変成帯に特徴的な岩石である。藍閃石片岩は、北海道の神居古潭(かむいこたん)変成帯、本州の三郡変成帯や三波川(さんばがわ)変成帯、九州の長崎変成帯、沖縄の石垣島変成帯などに産する。また、アメリカ西海岸のフランシスカン変成帯やヨーロッパ・アルプスの変成帯にも、広くみいだされている。
[橋本光男]
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