藤倉神社(読み)ふじくらじんじや

日本歴史地名大系 「藤倉神社」の解説

藤倉神社
ふじくらじんじや

[現在地名]秋田市山内 藤倉

補陀ほだ寺より一里半あさひ川をさかのぼった太平たいへい山麓に建つ。祭神は天照大神・大物主大神。「六郡祭事記」に「藤倉権現観世音合殿、別当修験長命寺」と記す。縁起には八幡太郎義家創建と伝えるが不詳。文禄年間(一五九二―九六)現在地に移し別当修験(六郡郷村誌略)という。江戸時代には秋田六郡三十三札所の第二二番札所。権現観音の祭礼には湯立神楽が催された。

藤倉神社
ふじくらじんじや

[現在地名]盛岡市繋 館市

御所ごしよ湖に南北に架かるつなぎ大橋の南岸に位置する。祭神は一言主命。旧村社。「御領分社堂」に「藤倉明神、三尺四面板葺、俗別当但馬、本地毘沙門木仏、(中略)棟札二通御座候、応永二十七庚子九月二日とも有之、人皇百二代称光院之御宇、万治三庚子八月上旬建立とも御座候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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