藤原吉子(読み)ふじわらの きっし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原吉子」の解説

藤原吉子 ふじわらの-きっし

?-807 平安時代前期,桓武(かんむ)天皇夫人(ぶにん)。
南家藤原是公(これきみ)の娘。延暦(えんりゃく)2年(783)従三位となり,入内(じゅだい)して伊予(いよ)親王を生む。大同(だいどう)2年藤原仲成の陰謀により,母子ともに大和(奈良県)川原寺に幽閉され,同年11月12日服毒自殺。従二位を追贈され,母子の怨霊(おんりょう)をおそれた歴代天皇からあつく慰霊された。名は「よしこ」ともよむ。

藤原吉子 ふじわらの-よしこ

ふじわらの-きっし

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤原吉子の言及

【伊予親王】より

…平安初期の官人。桓武天皇の皇子,母は藤原吉子。792年(延暦11)に加冠し,三品式部卿,中務卿,大宰帥を歴任。…

※「藤原吉子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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