藤原縄主(読み)ふじわらの ただぬし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原縄主」の解説

藤原縄主 ふじわらの-ただぬし

760-817 平安時代前期の公卿(くぎょう)。
天平宝字(てんぴょうほうじ)4年生まれ。式家藤原蔵下麻呂(くらじまろ)の長男。母は粟田馬養(あわたの-うまかい)の娘。延暦(えんりゃく)17年(798)参議。式部大輔(たいふ),大宰帥(だざいのそち)などを歴任し,弘仁(こうにん)3年中納言兼兵部卿。従三位。藤原薬子(くすこ)の夫だったが,薬子の変には連座していない。弘仁8年9月16日死去。58歳。贈従二位。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例