日本歴史地名大系 「藤右衛門町」の解説 藤右衛門町とうえもんちよう 静岡県:静岡市駿府城下藤右衛門町[現在地名]静岡市七間町(しちけんちよう)城下縦筋(縦町)第六行の通りの西の片側町。南は常慶(じようけい)町に接し、北は人宿(ひとやど)町三丁目の通りに続く。一向宗浄林寺(かつての浄円寺)がある(以上、町方絵図)。古くは横七間(よこしちけん)町と称した(駿河志料)。貞享三年(一六八六)の時之鐘鋳直集銭帳(県立中央図書館所蔵文書)によると、家数は丁頭家一・本家四・借家一。元禄五年(一六九二)の町数等覚帳(同文書)によると、家数五、高田門徒宗浄円(じようえん)寺があり、人数一八(うち出家三)。 藤右衛門町とうえもんちよう 大阪府:大阪市西区藤右衛門町[現在地名]西区新(しん)町一丁目孫左衛門(まござえもん)町の南にある。西横堀(にしよこぼり)川西岸に沿った南北に延びる片側町で、西は新町(しんまち)遊廓の溝渠。もと「横堀畳屋藤右衛門町」と称し、のち改称して藤右衛門町となった(初発言上候帳面写)。その時期は不明で、明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図には横堀藤右衛門町と記され、元禄期(一六八八―一七〇四)以後の絵図では藤右衛門町となっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by