藤村秀夫(読み)フジムラ ヒデオ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「藤村秀夫」の解説

藤村 秀夫
フジムラ ヒデオ


職業
新派俳優

本名
小倉 秀吉

生年月日
明治23年 11月5日

出生地
東京都

学歴
京華中(旧制)中退

経歴
明治39年横浜喜楽座の「幽霊屋敷」で初舞台。井上正夫門弟となり、新派で活躍。大正10年5月花柳章太郎らと研究劇団新劇座結成、「雨空」の幸三役が好評で、章太郎と夫婦コンビを組んだ。昭和20年5月の東京空襲で明治座が焼け、一時舞台を離れたが、のち復帰、実直な脇役として活躍した。43年2月明治座「寺田屋お登勢」の巡礼の老人役を最後に引退。当たり役は「酒中日記」の三輪元太郎、「女将」の貞次郎、「鶴八鶴次郎」の竹野など。

没年月日
昭和43年 11月1日 (1968年)

伝記
演劇太平記〈2〉 北条 秀司 著(発行元 毎日新聞社 ’86発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「藤村秀夫」の解説

藤村 秀夫
フジムラ ヒデオ

明治〜昭和期の新派俳優



生年
明治23(1890)年11月5日

没年
昭和43(1968)年11月1日

出生地
東京

本名
小倉 秀吉

学歴〔年〕
京華中(旧制)中退

経歴
明治39年横浜喜楽座の「幽霊屋敷」で初舞台。井上正夫の門弟となり、新派で活躍。大正10年5月花柳章太郎らと研究劇団新劇座を結成、「雨空」の幸三役が好評で、章太郎と夫婦コンビを組んだ。昭和20年5月の東京空襲で明治座が焼け、一時舞台を離れたが、のち復帰、実直な脇役として活躍した。43年2月明治座「寺田屋お登勢」の巡礼の老人役を最後に引退。当たり役は「酒中日記」の三輪元太郎、「女将」の貞次郎、「鶴八鶴次郎」の竹野など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤村秀夫」の解説

藤村秀夫 ふじむら-ひでお

1889-1968 明治-昭和時代の舞台俳優。
明治22年11月18日生まれ。新派の井上正夫に師事し,新時代劇協会結成にも参加。井上一座「酒中日記」の三輪元太郎が当たり役。大正10年花柳章太郎らと新劇座を結成,花柳と夫婦役を演じる。晩年は脇役として活躍した。昭和43年11月1日死去。78歳。東京出身。本名は小倉秀吉。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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