藤甘草(読み)フジカンゾウ

デジタル大辞泉 「藤甘草」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐かんぞう〔ふぢカンザウ〕【藤甘草】

マメ科の多年草山野に生える。全体に毛があり、ヌスビトハギに似るが、葉は5枚か7枚の小葉からなる羽状複葉。8、9月ごろ、淡紅色蝶形の花をつけ、豆果を結ぶ。

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精選版 日本国語大辞典 「藤甘草」の意味・読み・例文・類語

ふじ‐かんぞうふぢカンザウ【藤甘草】

  1. 〘 名詞 〙 マメ科の多年草。本州四国九州の山野に生える。高さ〇・五~一・五メートル。全体に細毛とかぎ形の毛とを交える。葉は奇数羽状複葉で三~七個の小葉からなる。小葉は卵状披針形で長さ約一〇センチメートル。夏、茎頂葉腋から長い総状花序を出し、淡紅色の蝶形花穂状につける。豆果はヌスビトハギに似ているが大きく、衣服などにつきやすい。ふじくさ。かんぞうだまし。〔俳諧・本朝文選(1706)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「藤甘草」の解説

藤甘草 (フジカンゾウ)

学名Desmodium oldhamii
植物。マメ科の多年草

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