蘇童(読み)スー・トン(その他表記)Sū Tóng

現代外国人名録2016 「蘇童」の解説

蘇 童
スー・トン
Sū Tóng

職業・肩書
作家

国籍
中国

生年月日
1963年

出生地
江蘇省蘇州

学歴
北京師範大学卒

経歴
北京師範大学在学中から詩や小説の創作を始める。卒業後、南京芸術学院の職員を経て、文学雑誌の編集者となる。1987年に発表した中編小説「一九三四年の逃亡」が出世作となり、西洋モダニズムの影響を受けた実験的な文体で中国文学に新しい可能性を開き“先鋒派”と呼ばれる。やがて大衆支持を受ける作風へと変化を遂げ、現代中国文学の主要な書き手の一人となる。また、張芸謀(チャン・イーモウ)によって映画化され、’91年にベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した「紅夢」(「妻妾成群」,’89年)の原作者としてその名を世界に知らしめた。著書に「紅粉」「離婚指南」「飛べない龍」「碧奴―涙の女」などがある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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