虫井神社(読み)むしいじんじや

日本歴史地名大系 「虫井神社」の解説

虫井神社
むしいじんじや

[現在地名]智頭町大呂

大呂おおろ集落北方北股きたまた川右岸の普光ふこう(字ハセツコウ)鎮座祭神は須佐之男尊(里人大明神、旧妙見社)、瀬織津姫命(都都良大明神あるいは三滝さん、旧蔵王権現社)、速秋津姫神(荒海大明神、旧荒海大明神社)、大山祇命・宇賀魂命・天之御中主命。このうち里人大明神が中社に、都都良大明神が左社に、荒海大明神が右社に祀られている。旧県社。伝えによれば、景行天皇の時代に当地夷住山に住む夷が朝廷の命令に背いたので武牟口命に命じて平定させ、このとき剣・弓・矢を夷住山に祀って三社としたといわれ(県神社誌)、三社を総称して虫井神と称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android