虫草(読み)むしくさ

精選版 日本国語大辞典 「虫草」の意味・読み・例文・類語

むし‐くさ【虫草】

  1. 〘 名詞 〙 ゴマノハグサ科の二年草。本州四国、九州の湿地に生える。高さ一〇~一五センチメートル。葉は狭披針形で、縁にまばらな鋸歯(きょし)があり、下部のものは短柄をもち対生する。春、葉腋赤みを帯びた白い小さな花が咲く。子房虫こぶになって甲虫幼虫がはいっていることが多い。漢名、水蓑衣。蚊母草。《 季語・春 》 〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「虫草」の解説

虫草 (ムシクサ)

学名Veronica peregrina
植物。ゴマノハグサ科の一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android