蛸部屋(読み)タコベヤ

精選版 日本国語大辞典 「蛸部屋」の意味・読み・例文・類語

たこ‐べや【蛸部屋】

  1. 〘 名詞 〙 第二次世界大戦前、北海道や樺太(サハリン)の炭鉱、鉄道工事現場などにみられた飯場制度。また、その飯場をいう。労働者を飯場に監禁同様に収容して、重労働を強制したもの。飯場にはいったら、蛸つぼの蛸のように抜けられないというところからいった。監獄部屋
    1. [初出の実例]「この味山田という人は、たこ部屋の親方だということでした」(出典:駅前旅館(1956‐57)〈井伏鱒二〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む