蜜ろう(読み)みつろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蜜ろう」の意味・わかりやすい解説

蜜ろう
みつろう

ミツバチの巣から加熱圧搾により採取されるろう。一般に帯褐黄色で,組成は高級脂肪酸,高級脂肪酸エステル,高級アルコール高級炭化水素から成っている。天日骨炭・化学的処理によって脱色漂白したものは,無色または淡黄色。融点 60~62℃。エーテルクロロホルム四塩化炭素に可溶,水には不溶。ろうそく,つや出し剤,化粧品などに用いられる。

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栄養・生化学辞典 「蜜ろう」の解説

蜜ろう

 ミツバチの巣の主成分.巣の水溶性部分を除いて作るろう.食品加工で使われる.

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