蟻塚(読み)アリヅカ

デジタル大辞泉 「蟻塚」の意味・読み・例文・類語

あり‐づか【×蟻塚/×垤】

アリ地中に巣を作るために掘り出した土でできた塚状のもの。また、木の枝や土を積み上げて作った巣。蟻封ぎほう蟻垤ぎてつ。蟻の塔。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「蟻塚」の意味・読み・例文・類語

あり‐づか【蟻塚】

  1. 〘 名詞 〙 アリやシロアリが作った柱状、または円錐状の巣。土砂や落ち葉などを積み上げ、あるいは分泌物で練り固めたもの。日本では北海道、本州中北部の山地で見られる。蟻の塔。蟻封(ぎほう)蟻垤(ぎてつ)。《 季語・夏 》〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「女王蟻は、一つの蟻づかの主人にて」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉七)

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