血の道(読み)ちのみち

日本大百科全書(ニッポニカ)「血の道」の解説

血の道
ちのみち

月経すなわち婦人の血に関係のある病態を総合したもので、月経時、月経前、月経後、妊娠時、分娩(ぶんべん)後(産褥(さんじょく)時)、流産後、妊娠中絶後、避妊手術後、更年期の血の道症に分けられる。症状としては、のぼせ、顔面紅潮、身体灼熱(しゃくねつ)感、冷え、めまい、耳鳴り、肩こり、頭痛、動悸(どうき)、発汗、興奮、不眠、月経不順、不正出血、肝斑(かんはん)、しびれ、脱力感などがあり、更年期障害類似の自律神経失調症ということができる。

[矢数圭堂]

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デジタル大辞泉「血の道」の解説

ち‐の‐みち【血の道】

血液の通る道筋。血脈。血管。ちみち。
産褥(さんじょく)時・月経時・月経閉止期などの女性に現れる頭痛・めまい・寒け・発汗などの諸症状。ちみち。

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世界大百科事典内の血の道の言及

【更年期障害】より

…これらのうち,最もしばしば訴えられ,患者を悩ますものが,血管運動神経障害vasomotor symptom(自律神経失調症)である。これは,更年期に起こる卵巣ホルモンの減退が脳の自律神経の働きの失調をひき起こすためで,更年期障害が〈血の道〉症とも呼ばれる理由はここにある。血管運動神経障害の症状は,俗に〈冷えのぼせ〉と呼ばれる症状で,顔面は紅潮し,頭に血がのぼり,動悸が激しく,発作的に汗が流れる反面,手足や腰が冷えてしかたがない,というものである。…

※「血の道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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