感染症にかかったとき、体内のある病巣部から病原微生物が血管内に入り、血流によって他の部位に運ばれ、そこに新しい病巣を形成して広がることをいう。いわゆる粟粒(ぞくりゅう)結核というのは血行感染によって広がった肺結核症で、結核菌はまず肺門リンパ節からリンパ管を通過して静脈内に入り、肺の全面に広がっている血管で菌がばらまかれ、アワ粒のような細かい病巣を肺全体につくる。また血流によって全身の各臓器にも運ばれると、腎臓(じんぞう)結核、骨関節結核、性器結核、結核性髄膜炎などもおこす。
なお、腫瘍(しゅよう)細胞が血管内に入り、血流によって他の部位に運ばれ、そこに新しい病巣を形成する場合は、血行性転移という。
[柳下徳雄]
《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...