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結核性髄膜炎 けっかくせいずいまくえん Tuberculous Meningitis

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家庭医学館の解説

けっかくせいずいまくえん【結核性髄膜炎 Tuberculous Meningitis】

[どんな病気か]
 結核菌の感染による髄膜炎で、乳幼児に多くみられますが、成人でもまれではなく、肺結核の初期感染に引き続いておこるのが一般的です。
 早期治療が予後を左右します。完治するのは約30%と、今でも死亡率が高く、命をとりとめても高度の後遺症てんかん、知能障害、運動障害など)を残すことの多い予後の悪い病気です。
[症状]
 乳幼児は、不機嫌、食欲不振、元気がないなどの症状で始まり、発熱、けいれん、嘔吐(おうと)などがおこります。成人は、微熱、体重減少、頭痛のほかに、精神状態の変化、異常行動、神経症状で始まることもあります。
 ほかの細菌性髄膜炎に比べ、症状は比較的徐々に現われます。
[治療]
 抗結核薬の使用とともに、細菌性髄膜炎に準じた治療(「細菌性(化膿性)髄膜炎」)を行ないます。

出典|小学館
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それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。この事典によって自己判断、自己治療をすることはお止めください。あくまで症状と病気の関係についてのおおよその知識を得るためのものとお考えください。

世界大百科事典内の結核性髄膜炎の言及

【小児結核】より

…乳児期や幼児期前半では初期結核症の数ヵ月以内に脳に菌が入ることがある。脳を包んでいる髄膜の炎症があるので結核性髄膜炎というが,症状は微熱,嘔吐,頭痛で,しだいに増強し,嘔吐は頻発し,痙攣(けいれん),ついには意識障害をきたす。治療で半数以上は軽快するが,治療が遅れると予後は悪く,生命をとりとめても知能障害や麻痺などを残す。…

【髄膜炎】より

…大腸菌性髄膜炎は生後3ヵ月までの乳幼児に多くみられる。
[結核性髄膜炎tuberculous meningitis]
 本症は通常の細菌による髄膜炎と異なり,髄液所見はむしろ軽いが,経過はより遷延し,死亡率はより高く,治療はより困難である。多くは肺,ときにリンパ節や腎臓などの結核病巣から二次的に発症する。…

※「結核性髄膜炎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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