精選版 日本国語大辞典 「衆分」の意味・読み・例文・類語 しゅ‐ぶん【衆分】 〘 名詞 〙① 紀伊国(和歌山県)高野山金剛峯寺の学侶をいくつかの階級に分けた最下級の称。一〇歳から四〇歳前後に至るもので、後に入寺以前の三昧・久住者をも含めていう。[初出の実例]「一山禅侶之中、有二六重階位一。所レ謂阿闍梨・山籠・入寺・三昧・久住者・衆分也」(出典:高野山文書‐承久三年(1221)一〇月晦日・権大僧都静遍奉書)② 修験道での門徒の衆。③ 盲官の一つ。四分。[初出の実例]「衆分と云ふは、彩色より三度の晴までを云ふ」(出典:随筆・柳庵雑筆(1848)二) しゅう‐ぶん【衆分】 〘 名詞 〙 ⇒しゅぶん(衆分) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例