行善(読み)ぎょうぜん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「行善」の解説

行善 ぎょうぜん

?-? 飛鳥(あすか)-奈良時代の僧。
「日本霊異記」によると,推古天皇の時代に高句麗(こうくり)(朝鮮)に留学し,668年(天智(てんじ)天皇7)同国の滅亡で唐(とう)(中国)にのがれる。養老2年守り本尊の観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)像をたずさえて帰国,奈良興福寺に安置して日夜供養したという。俗姓は堅部。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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世界大百科事典(旧版)内の行善の言及

【留学】より

…唐の建国後間もなく帰国した留学生恵日(薬師恵日(くすしえにち))らの進言によって,遣唐使が派遣されることになると,道昭(どうしよう)など多くの学問生・学問僧が遣唐使に従って渡唐した。また7世紀には新羅に留学する僧も多く,行善(ぎようぜん)のように高句麗に留学する僧もあった。しかし701年(大宝1)の遣唐使が派遣されるころから,留学生のほとんどは唐に渡った。…

※「行善」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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