被服廠(読み)ひふくしょう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

被服廠
ひふくしょう

旧日本陸軍部隊に支給する被服品の調達、分配、製造、貯蔵を担当した工場と、これを統括した機関の総称。1890年(明治23)3月に制定公布された陸軍被服条例により東京に本廠が設置された。前身は、陸海軍二省が設置された際の陸軍省会計局の貯蔵係で、これに被服諸品の保管出納を担当させた。貯蔵係はのちに被服課と改称され、さらに陸軍省会計局長に直属して独立の官衙(かんが)となった。1902年(明治35)から陸軍大臣に直属することになった。[纐纈 厚]

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精選版 日本国語大辞典の解説

ひふく‐しょう ‥シャウ【被服廠】

〘名〙 旧日本陸軍で、被服品の調達、製造、貯蔵および補給、縫工長・靴工長の養成、被服に関する試験などをした陸軍省付属機関。被服所。
※風俗画報‐二三一号(1901)明石町「同地に於て注目すべき者を左に掲ぐ 陸軍被服廠倉庫 水上警察署」

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