裏印(読み)ウライン

デジタル大辞泉 「裏印」の意味・読み・例文・類語

うら‐いん【裏印】

実印の他の一方の端に彫った小印。多く代印に用いる。
裏判」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「裏印」の意味・読み・例文・類語

うら‐いん【裏印】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 文書の表に名を書き、署名部分の紙背に印を押すこと。
  3. 一通の文書が、数枚の紙につづけて書かれたとき、連続するものであることを証するため、紙の継ぎ目に印を押すこと。また、その印。継ぎ目印。
  4. 表の文面を承認または保証するために、文書の裏に署名、捺印すること。また、その署名、捺印。
    1. [初出の実例]「地頭裏印并役人奥印於無之は」(出典:徳川禁令考‐後集・第二・巻一五・天保一三年(1842)一〇月)
  5. 実印の一方の端に刻んだ小印。多くは代判に用いる。裏判。
  6. 手紙などの封筒裏面に押した、差出人の住所氏名などの印。
    1. [初出の実例]「労農党××支部、さう言ふ裏印を押した手紙がくると」(出典:一九二八・三・一五(1928)〈小林多喜二〉四)

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