西之宮村(読み)にしのみやむら

日本歴史地名大系 「西之宮村」の解説

西之宮村
にしのみやむら

[現在地名]早川町西之宮

ほう村の北、早川右岸に位置し、本集落は北端近くの同川沿いの緩斜面上に、枝村の白石しらいし集落が南端の同川支流保川の北岸にある。北は黒桂つづら村、東は黒桂村早川村草塩くさしお村、西方大黒だいこく(一九二一・九メートル)など一〇〇〇―二〇〇〇メートル級の山塊が連なり、西端は駿河国に接する。早川入一八ヵ村の一。慶長古高帳に村名がみえ、高一七石余、幕府領。寛文一一年(一六七一)の検地高は三五石余、反別は畑・屋敷のみで一四町六反余(「検地帳」県立図書館蔵)。延宝五年(一六七七)には、寛文検地で山畑二町三反余・山下畑二町八反余とされた分の再検地が行われて山畑六反余・苅立畑(焼畑)一町三反余に改められ(「検地帳」同館蔵)、新たに寛文一一年付の検地帳(同館蔵)が作成された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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