出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…この地域を一括してとらえる見方の淵源は,モンゴル襲来後,長門守護が長門探題といわれたころに求めうると思われるが,鎌倉期の西国はこのように分解し,室町期,関東・鎮西を除く諸国を道別にまとめる制規が見られる点(《武政軌範》)から,制度的地域区分としての西国は一応消滅した。しかし《日葡辞書》は西国を九州と解し,この用法は西国郡代・西国筋のごとく,江戸時代にもあるが,他方,近畿より西の九州・四国・中国を西国とよぶ呼称も西国衆・西国路など,民間では用いられ,西国三十三所は美濃までふくむ広義の西国の意味をとどめており,東国・西国の意識は地域意識の広い基盤として生きつづけた。なお近代に入り,《西国立志編》のように,古代の西国の意味に近い,西洋諸国を西国と称する用例も現れてくる。…
…江戸時代,瀬戸内海にそって設けられた街道で,西国路,山陽道,中国街道ともいう。1803年(享和3)の幕府大目付の訊問に対して,〈何国何之駅より何之駅を中国路と相唱候哉,右体名目差極候ては難及挨拶候〉と答申しているように,その起点・終点も不明確で,起点を京都または大坂,終点を長門の大関・下関,豊前の大里などとする説がある。…
※「西国路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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