中国路(読み)ちゅうごくじ

百科事典マイペディアの解説

中国路【ちゅうごくじ】

江戸時代,瀬戸内海沿いの道で,脇街道。西国(さいごく)街道・山陽(さんよう)道などとも。起点大坂あるいは京都,終点下関(しものせき)あるいは豊前の大里(だいり)(門司市)などの説がある。古代の山陽道が中世以降地位が低下,瀬戸内海航路の利用もあって通行量も少なかった。宿駅の常備人馬は25人・25疋で,多くは小規模。
→関連項目山崎通脇街道

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デジタル大辞泉の解説

ちゅうごく‐じ〔‐ぢ〕【中国路】

中国地方の道筋。西国路(さいこくじ)。中国街道。
中国地方。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ちゅうごく‐じ ‥ぢ【中国路】

大阪から瀬戸内海に沿って下関まで達する道筋。その出発点・終点などは必ずしも一定しない。西国諸大名の参勤交代や外国使臣の通行などで往来が頻繁であったが、瀬戸内海航路の発達により、東海道ほどには至らなかった。西国路(さいごくじ)。山陽道。中国街道。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうごくじ【中国路】

江戸時代,瀬戸内海にそって設けられた街道で,西国路,山陽道,中国街道ともいう。1803年(享和3)の幕府大目付の訊問に対して,〈何国何之駅より何之駅を中国路と相唱候哉,右体名目差極候ては難及挨拶候〉と答申しているように,その起点・終点も不明確で,起点を京都または大坂,終点を長門大関・下関,豊前の大里などとする説がある。また,宿次の数についても,大坂起点の場合だけで,44,47,48,51,54などの諸説がある。

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世界大百科事典内の中国路の言及

【南海路】より

…室町時代の遣明船の航路の一つ。遣明船の航路には中国路と南海路とがあった。中国路は,おおむね兵庫を発航地とし,瀬戸内海すなわち中国路を通過して博多に至り,五島に集結して適当な季節風を待ち,東シナ海を一気に横断して中国浙江省の寧波(ニンポー)付近に達する航路である。…

※「中国路」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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