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五街道 ごかいどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五街道
ごかいどう

江戸時代の主要陸上交通路。徳川家康が整備した東海道中山道甲州街道日光街道奥州街道のことで,いずれも江戸起点とする。当時最も整備されていた街道で,おもに公用に使われた。

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百科事典マイペディアの解説

五街道【ごかいどう】

江戸時代,江戸日本橋を起点とした東海道中山道甲州道中日光道中奥州道中をいう。幕府は政治・軍事上の必要からこれを直轄,道中奉行の管轄下に宿駅など整備し,一方関所を設けて統制を厳重にした。
→関連項目江戸街道宿村大概帳駄賃稼番所脇街道

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とっさの日本語便利帳の解説

五街道

江戸日本橋を起点とする、東海道、中山道、甲州道中、日光道中、奥州道中の五つの主要街道。交通網の整備を重視した江戸幕府は、五街道を直轄して道中奉行に管理させた。箱根(東海道)などの要地には関所を設け、謀反の前触れたる“入り鉄砲に出女(江戸に入ってくる武器と、江戸から出て行く諸大名の江戸屋敷に住む妻女)”に、特に厳しい警戒の目を向けた。

五街道

→「いつか必ず役に立つ!編 覚えておいて損しない日本史」の「五街道」

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世界大百科事典 第2版の解説

ごかいどう【五街道】

江戸幕府が直轄した主要な五つの陸上交通路。江戸を起点として四方に達する道で,東海道中山道甲州道中日光道中奥州道中をいう。名称は1716年(享保1)に幕府が公称を一定したが,民間では中山道を中仙道,木曾街(海)道といい,甲州道中を甲州街道ということも慣用された。東海道は江戸より京都までの間に53宿あるので五十三継(次)という。また大津から大坂までも東海道として,間に4宿ある。中山道は江戸から上野,信濃などを通り,近江の草津で東海道に接続し,間に67宿ある。

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大辞林 第三版の解説

ごかいどう【五街道】

江戸時代、江戸を起点とする主要な五つの陸上交通路。東海道・中山道・奥州街道・甲州街道・日光街道をいう。 → 街道

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五街道
ごかいどう

江戸を起点として本州中央部を走る最重要の街道。江戸時代には一般に、東海道(品川(しながわ)~大津(おおつ)、延長して守口(もりぐち))、中山道(なかせんどう)(板橋(いたばし)~守山(もりやま))、日光道中(千住(せんじゅ)~鉢石(はちいし))、奥州(おうしゅう)道中(白沢(しらさわ)~白川(しらかわ))、甲州(こうしゅう)道中(内藤新宿(ないとうしんじゅく)または上高井戸(かみたかいど)~上諏訪(かみすわ))をさし、それぞれにはいくつかの街道が付属した。この五街道と付属の街道は、それが藩領内であっても、幕府の道中奉行(どうちゅうぶぎょう)が直接支配した点に特徴がある。もっとも当時、五街道についての明確な概念規定があったわけではなく、東海道、中山道、日光道中以外の2道を北陸道および他の1街道とし、後者の名称は不明とする枢要な地位の道中関係者もいた。なお、五街道に関する幕府の交通法令は、全国の脇(わき)街道などにも多く準用された。[丸山雍成]
『児玉幸多・豊田武編『交通史』(1970・山川出版社) ▽児玉幸多著『宿駅』(1960・至文堂)』

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世界大百科事典内の五街道の言及

【街道】より

…それらの管理は初期には代官また老中なども関与していたが,1659年(万治2)以降は道中奉行を置いて専管させた。道中奉行の管理下にあったのは,東海道(品川~京都・大坂),中山道(板橋~守山,次の草津で東海道となる),日光道中(千住~日光),奥州道中(宇都宮~白河),甲州道中(内藤新宿~上諏訪,次の下諏訪で中山道に結ぶ)の五街道のほか,東海道と中山道を結ぶ美濃路(熱田~垂井),東海道の脇街道というべき佐屋路(熱田~桑名),本坂通(浜松~御油または吉田),山崎通(伏見~山陽道の西宮),中山道と日光道中を結ぶ例幣使道(倉賀野~壬生(みぶ)通の楡木へ),日光道中の脇街道というべき日光御成道(岩淵~岩槻を経て日光道中の幸手へ),壬生(みぶ)通(日光道中の小山から分かれ,飯塚,壬生等を経て日光道中の今市へ)がある。また千住から新宿(にいじゆく)・八幡(やわた)・松戸を経る水戸佐倉道はこの3宿だけが道中奉行の管轄であった。…

【宿村大概帳】より

…江戸幕府が直轄する五街道およびそれに付接する諸街道の宿と沿道について精密に調査したもの。宿の戸口,旅籠屋数,問屋,本陣,社寺,人馬賃銭,高札,産業など宿明細帳に近いものと沿道村の掃除場,産業,一里塚,立場,橋梁等まで詳しく記述している。…

※「五街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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