新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「西徳二郎」の解説
西 徳二郎
ニシ トクジロウ
- 肩書
- 外相,枢密顧問官
- 生年月日
- 弘化4年12月25日(1848年)
- 出生地
- 薩摩国(鹿児島県)
- 学歴
- ペテルブルク大学法政科〔明治8年〕卒
- 経歴
- 明治元年戊辰戦争に黒田清隆に従い北越に従軍。3年大学少舎長、ロシア留学、9年フランス公使館2等書記見習、11年ロシア公使館2等書記官、同年11月〜13年3月同代理公使、帰国後14年太政官大書記官、15年宮内大書記官兼務、19年駐露公使。日清戦争で情報収集に殊勲、男爵。30年枢密顧問官、同年第2次松方内閣、つづく第3次伊藤内閣で外相。31年駐清公使となり、32年義和国事件の処理に当たった。34年枢密顧問官再任。ロシアからの帰り、シベリアを横断、その報告書を陸軍省から出版。著書に「中央亜細亜紀事」。
- 没年月日
- 明治45年3月13日
- 家族
- 長男=西 竹一(馬術選手・陸軍大佐)
出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報