西津田村
にしつだむら
[現在地名]松江市西
津田町・西津田一―一〇丁目・津田町・
上乃木五丁目・
古志原二丁目
天神川南岸に位置し、東は東津田村、西は松江分・雑賀町など、南は檜山を境に乃木村。郷帳類などには東津田村と合せて津田村とみえる。中世には津田郷に含まれていたとみられる。村の北を山陰道が通り、この道の両側は矢田村境まで松並木が植えられ、当村付近は津田街道または松原往還とよばれていた。広瀬(現広瀬町)からの往還は古志原村を通り緑山の尾根を西に向かって当村と乃木村・古志原村の境を過ぎ、さらに西の売豆紀坂を越えてその麓の雑賀町売豆紀神社に至り、山陰道につながっていた。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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