西花輪村（読み）にしはなわむら

日本歴史地名大系

西花輪村
にしはなわむら

• 山梨県：中巨摩郡
• 田富町
• 西花輪村

[現在地名]田富町西花輪

釜無川左岸に位置し、東は東花輪村、南は藤巻（ふじまき）村、西境を釜無川が南流し、北は布施（ふせ）村。戦国期までは東花輪村とともに花輪郷・花輪村といった。村の西に信玄堤がある。慶長六年（一六〇一）の検地帳（県立図書館蔵）には西鼻和之郷とあり、上田八反余・中田五町二反余・下田一〇町一反余・下々田八町二反余、上畑一反余・中畑一町七反余・下畑五町一反余・下々畑七町一反余、屋敷一千一七三坪、桑三八把、熊蔵荒田一四町五反余・同荒畑三町七反余と、村の田畑の約三分の一が荒地となっていた。釜無川の氾濫によるものであろう。慶長古高帳では西花輪とあり、高四四七石余、幕府領。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」