20世紀日本人名事典 「西郷寅太郎」の解説
西郷 寅太郎
サイゴウ トラタロウ
- 生年
- 慶応2年7月12日(1866年)
- 没年
- 大正8(1919)年1月4日
- 出身地
- 薩摩国(鹿児島県)
- 学歴〔年〕
- プロイセン陸軍士官学校〔明治24年〕卒,陸軍戸山学校射撃科〔明治31年〕卒
- 経歴
- 西郷隆盛の長男に生まれる。軍事研究のためドイツに留学し、プロイセン陸軍士官学校に入学する。明治24年卒業後、ドイツ国陸軍少尉に任官したが、帰国して、28年陸軍中尉となり、日清戦争に従軍、大正5年大佐となる。この間、第一師管軍法会議判士、歩兵第五十五連隊大隊長、歩兵第一連隊大隊長、東京俘虜収容所所長、大正4年習志野俘虜収容所所長を歴任した。また明治35年父・隆盛の偉勲により華族に列し侯爵を授かる。同年から貴族院議員を務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報